1990年に足の外科専門外来を慶應義塾大学病院整形外科で開設した当時は、大学病院のなかでも唯一であった。整形外科医で外傷以外の足の疾患を専門とする医師は意外と少ない。
日ごろ、診る機会の多い足の痛みや変形だが、いざ診断し治療するとなると意外と知らないことが多い。

現在、日本足の外科学会の正会員として所属しているのは約950人である。
足に特有な疾患は、それを知っていさえすれば、診断は必ずしも難しいものではない。それどころか、見やすくさわりやすい足は、ちょっとしたコツさえ知れば診断がつけやすい部位であり、足にも病気があることを知れば、多くの足のトラブルを救えると考えている。